Topics2022/10/21

【電気電子基礎実験】第3回「オームの法則による抵抗測定」

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電気電子基礎実験の第3回「オームの法則による抵抗測定」について紹介します。

今回より班活動です。3名一組となり、実験実施、データまとめ、レポート作成、レポート提出を一貫して行ってもらいます。
最初は日ごろから一緒に活動していないメンバー同士のためぎこちないですが、回を重ねるごとにスムーズになっていきます。班のメンバーを定期的に変え、誰と一緒に実験を行っても問題無いように一人一人の力を高めてもらいます。


今回は、電気分野の基礎の法則である「オームの法則」を取り扱います。
前回の「計測技術」の延長で、抵抗素子の両端に加わる電圧と流れる電流を計器を用いて測定し、オームの法則より抵抗値を求める実験です。
使用する抵抗素子にはカラーコードが示され、抵抗値と許容誤差を読み取ります。
実験した結果がその許容範囲内にあるか確認しつつ、電圧と電流のグラフからオームの法則を理解してもらいます。複数の抵抗素子を直列接続や並列接続とした場合の実験も行い、座学で学んだ抵抗の合成抵抗の式を実験を通じて確認してもらいます。

実験の内容を理解すれば、単調な作業になりますが、各班ともに気を緩めず時間内に終わるよう丁寧に実験していました。
実験を通じてテスター、関数電卓、パソコン(エクセル)をフル活用してもらいます。



以下、電気電子基礎実験(2022年度版)の講義内容です。

 第1回:ガイダンス
 第2回:計測技術
★第3回:オームの法則による抵抗計測
 第4回:レポート作成及び添削
 第5回:オシロスコープによる波形観測
 第6回:交流回路(RL直列回路)を用いたインダクタの理解
 第7回:交流回路(RC直列回路)を用いたキャパシタの理解
 第8回:ダイオードの静特性測定
 第9回:トランジスタの静特性測定
 第10回:オペアンプを用いた反転増幅回路の動作理解
 第11回:オペアンプを用いた微分回路及び積分回路の動作理解
 第12回:強磁性材料の磁化特性の測定
 第13回:PCを用いた計測技術
 第14回:実技講習
 第15回:発表会


★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆