令和5年3月18日に学内にて
令和4年度卒業証書・学位記授与式が執り行われました。
卒業式後、若林研究室で卒業生のお見送りを別途行いました。
都合の関係で全員は参加できませんでしたが、研究室所属の3年生と2年生の在学生が駆けつけてくれ、これまでのお礼とお見送りの挨拶とともに、卒業記念品『ネーム入りのペン』をそれぞれに渡しました。
卒業生と低学年との関りは半年と短い期間ではありましたが、研究ゼミナールやコンテスト、卒業研究発表会等各種研究室の活動にいつも関り交流を深めてきました。2月、3月は研究の引継ぎも行ってくれていました。
卒業式は在学生には基本関係ないイベントですが、先輩を見送りたいというように、学年を横断した学生同士の繋がりが深くなっています。
また完成した卒業論文も渡しました。2月の卒業研究最終発表会以降は卒論執筆に注力し、教員チェックと修正の連続で、最後に終わった学生が3月13日でした。作るのが遅いのではなく、最後まで実験した結果を入れた内容のブラシュアップや、卒論をまとめる中で追加で検討しようという姿勢が見られ、卒業式直前のタイミングとなりましたが、6名全員仕上げました。卒論を家に持ち帰りご家族に報告してもらいたいと思います。
今年の卒業生は昨年9月の学会に向け、4月から研究を本格スタートさせ、毎週のゼミと打合せで少しずつ研究の歩みを始めました。今年は学部4年6名、学部2年1名、大学院生1名の計8名が学会発表を行い、同時発表件数では過去最多です。学生一人一人の行動力や意識の高さから問題なく学会発表を終えることが出来、その内2名が学会表彰を受けました。
更に、研究の進捗具合から12月の学会にも2名がチャレンジし、内1名が学会表彰を受けました。
また、若林が本学に着任して今年で8年目となりましたが初めて学科内での卒業研究発表で一位に選ばれ、全学の卒業研究論文合同発表会に進出し、その場でも優秀賞(2位)に選ばれるなど、卒業生らがこれまで以上に輝く一年となりました。
受賞には至らなかったが、目標通り全員が学会発表を行い、それに向けた日々の努力、その後の研究活動も気を緩めることなく卒業式直前まで行う姿勢に、拍手を送りたいと思います。
この1年で大きく成長し卒業研究活動を通じて、考える力、行動する力、相談する力、発表する力など社会に出ても困らず活躍できる力を身につけられたのではないでしょうか。学生らには秘めた力を持っています。しかし、何もしない、何もさせなければ、その力を身につけることはできません。教員がやる気でも学生がやる気がなければ、学生がやる気でも教員がやる気がなければ、両方がやる気がないと叶いません。実際、この一年を振り返り、やれば出来るということを学生自身で体現してくれたと思います。社会に出ても目標を設定しそれに向けて努力を続けてもらいたいと思います。
卒業後も機会があれば若林研究室に立ち寄り、近況報告と後輩たちの様子(自分の研究がどのように進んでいるのか等も)を見てもらいたいと思います。
指導教員としてもとてもエキサイティングな1年でした。卒業おめでとう、そしてありがとう。
★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆