Topics2022/11/18

【電気電子基礎実験】第7回「交流回路(RC直列回路)におけるキャパシタの理解」

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電気電子基礎実験の第7回「交流回路(RC直列回路)におけるキャパシタの理解」について紹介します。

電気素子には主に「抵抗R」、「インダクタL(コイル)」、「キャパシタC(コンデンサ)」があります。
電気電子製品及び電力関係の装置などで欠かせないものです。

今回はRC直列回路に交流信号を加えたときの回路中の電圧と電流をオシロスコープを用いて計測し、キャパシタの働きを理解してもらいます。

電気回路理論で、電圧と電流の関係はもちろんですが、ベクトル(フェーザ)関係であることも習います。紙面上の話を実際に自分の目で見ることで理解に繋がります。
回路に加える交流信号の電圧や周波数を変えることで電圧と電流がどのように変化するか、波形観測を通じて計測し位相差の理論式との比較から現象の理解を深めます。

このように、電源装置やオシロスコープ、ブレッドボード、素子等の取り扱い、回路配線を繰り返すことで、講義開始とともに実験に素早く取り掛かれる態勢に成長しています。


また前回の実験から素子が変わっただけで、同様な回路で同じ装置を使い、同じ手順で実験を行う内容ですが、今回から班のメンバーが変わりました。新しいメンバーでのコミュニケーションにより役割分担等を行い、円滑に実験を行っていました。



以下、電気電子基礎実験(2022年度版)の講義内容です。

 第1回:ガイダンス
 第2回:計測技術
 第3回:オームの法則による抵抗計測
 第4回:レポート作成及び添削
 第5回:オシロスコープによる波形観測
 第6回:交流回路(RL直列回路)を用いたインダクタの理解
★第7回:交流回路(RC直列回路)を用いたキャパシタの理解
 第8回:ダイオードの静特性測定
 第9回:トランジスタの静特性測定
 第10回:オペアンプを用いた反転増幅回路の動作理解
 第11回:オペアンプを用いた微分回路及び積分回路の動作理解
 第12回:強磁性材料の磁化特性の測定
 第13回:PCを用いた計測技術
 第14回:実技講習
 第15回:発表会


★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆