Topics2023/02/22

【若林研究室】内山君が電気学会マグネティックス技術委員会研究奨励賞を受賞しました!!

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2023年2月22日に電気学会マグネティックス技術委員会研究奨励賞を受賞した若林研究室の4年生・内山智己君に対する表彰式を執り行いました。

研究室のメンバーに見守られて、電気学会マグネティックス技術委員会より頂いた表彰状、副賞の贈呈を行いました。


内山君より受賞コメント
「この度は、電気学会マグネティックス技術委員会研究奨励賞という名誉ある賞を頂き、ありがとうございます。磁区観察はこれまで高価な顕微鏡における観察が多く行われていました。その中で安価に行える磁気光学(MO)センサを用いた磁区観察により、顕微鏡で観察可能な磁区模様が観察できたことに喜びを感じています。私自身、今年度卒業するため、今後の研究内容が益々の発展に繋がることを期待しています。最後に、本研究においてご指導いただきました若林大輔准教授に深く御礼申し上げます。」


2022年12月3日、内山君は電気学会主催のマグネティックス研究会で研究発表を行い、若手(35歳以下)発表の中で1位に選ばれました。マグネティックス研究会は年に複数回開催され年間に200件以上の発表があり、電気学会でも発表件数が多く活発な研究会の一つです。そのような会において審査の結果、内山君に対して電気学会マグネティックス技術委員会研究奨励賞が授与されました。

内山君は9月の電気・情報関係学会九州支部大会でも発表を行い、電気学会優秀論文発表賞(B賞)を受賞しておりダブル受賞になり、学内分を含めると4件の受賞になります。この一年間の頑張りが報われた瞬間となりました。

本研究の成果は2023年に行われる以下の学会で発表を予定しています。
・令和5年電気学会全国大会(名古屋大学・2023.3.16)
・IEEE INTERMAG2023(Sendai International Center・2023.5.15-19)



以下のリンク先は、表彰に繋がった発表のプログラムです。


※マグネティックス研究会とは、マグネティックス技術委員会の諸活動で最も活発なのが、研究会活動です。 先端的でかつ多岐に渡るマグネティックスの諸分野について、年間15~18回の研究会を全国各地で開催しています。 特徴的なのは、調査専門委員会が企画立案および運営を行っていることで、専門分野毎の特性に合わせた運営によって、求心力が高く質の高い発表が行われています。他の技術委員会や、他部門との合同研究会も活発に行われており、最近では、A部門電磁環境技術委員会および電子情報通信学会EMCJ研究会との連催研究会(海外)、D部門リニアドライブ技術委員会・モータドライブ技術委員会との合同研究会、E部門センサ関係の技術委員会との合同研究会、電子情報通信学会磁気記録・情報ストレージ研究会との連催研究会などを実施しています。2019年度(2019年4月~2020年3月)の発表件数は238件でした。これは電気学会A部門全体の研究会発表件数790件の約1/3にあたります。A部門には技術委員会数が10ありますので、マグネティックス研究会がたいへん活発であることをお分かり頂けると思います。 なお238件とは、電気学会A~E部門で開催した38分野の研究会の中で最も多く、マグネティックス研究会では毎年200件以上の発表が行われています。

※研究奨励賞とは、電気学会における研究会の発表に対し選定する表彰(優秀論文発表賞)には、「学会全体の表彰(A賞)」および「A部門独自の表彰(A部門賞)」の2種類があります。上にご説明したとおり、マグネティックス研究会は非常に活発で優れた発表が多いため、マグネティックス技術委員会では、マグネティックス研究会で優秀な発表を行った若手研究者(35歳程度まで)をA賞と同じ基準で選定し、表彰しています。これによって若手研究者の育成を推進し、またA部門大会やマグネティックス研究会等における続報発表を推奨しています。表彰は、マグネティックス研究会やA部門大会の折に行い、出席者とともにお祝いしています。


★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆