Topics2022/01/27

【講義:機械加工実習】大分県産業科学技術センター オンライン施設見学

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2022年1月27日(木)、機械電気工学科の講義「機械加工実習」の一環で、大分県産業科学技術センターの施設見学をオンライン形式で実施しました。


「機械加工実習」では、機械加工に関する装置を実際に使用し、機械加工の基本を習得します。加えて、最新の機械加工装置等も知ってもらうため、大分県産業科学技術センターへの見学を毎年企画しています。


昨年はコロナ禍のため中止となりました。今回は対面で実施を検討していましたが、大分県もまん延防止等重点処置が適用され中止になると危ぶまれていました。そのような中、センター様のご厚意でオンライン形式で実現できました。


今回は主に
・センターの概要、役割
・機械加工装置(高速加工機、精密ワイヤ放電加工機等)
・精密標準計測装置(CNC三次元測定機、非接触3次元デジタイジングシステム、マイクロフォーマスX線CT装置等)
・電磁力分野(電磁鋼板の磁気特性標準測定装置、ドローンアナライザー等)
・電子分野(電波暗室等)
・先端技術イノベーションラボ
・3Dものづくり(3DCAD、非接触3次元デジタイザ、3Dプリンタ、構造解析システム)
・企業との共同開発事例
をプレゼンテーション形式で説明頂きました。


オンライン形式ではありましたが写真や動画を多用されて分かりやすい内容になっていました。
現物が見られなかったのは残念ですが、まずは大分県産業科学技術センターの存在、役割を知ってもらうことができたと思います。

講演の中でコロナ禍以前よりも相談件数が増えている、県内はもちろん県外・海外からも問い合わせが多いという話もあり、センターの役割が県内だけにとどまっていないことが分かりました。


本学の学生は将来、県内企業で設計開発・研究に何らかの形で携わってくれることと思います。今回の見学によりセンターの存在を知れたことで、就職後、企業内でもセンターとの繋がりのある人材に育ってくれるのではないかと期待しています。

大分県産業科学技術センターの皆様、業務で大変お忙しい中、本学学生のために時間を割いて御対応いただき、ホームページ上ではありますが、誠に感謝申し上げます。

※大分県産業科学技術センターは、大分県の公的機関で、「企業のものづくり活動に対する総合支援」、「技術シーズによる県内産業の振興」、「大学等との多様な連携による支援」が主な役割です。


★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆