Topics2018/07/28

サマースクールにドローンや水中ロボット      が登場 ~木佐上コニュニティ~

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大分市木佐上地区の木佐上コニュニティでは、毎年この時期に子供達が集まるサマースクールを旧木佐上小学校と隣の浄慶寺で実施しています。

2泊3日のスケジュールの中で、初日に今年はなんとドローン体験スクールが初めて開催されました。講師は、本学情報メディア学科小学校教育課程の先生であり、*DJI CAMP DJI INSTRUCTORの資格を有する新谷先生でした。

機械電気工学科からは、講師補助として稲川研究室学生が参加し、講習が盛り上がっていました。

子供達からは「ドローンに初めて触った」「講師の先生達が分かり易く教えてくれたので飛ばせた!」など、感動の声が聞こえていました。

機械電気工学科では、今回参加した学生のように工業高校や小学校の教員を目指す教職課程も合わせて履修している学生も居ます。まさに今回は教育実習指導を経験してきた直後だったのでその本領を発揮出来たのではないでしょうか。

2日目は、子供達が待ちに待った滝壷泳ぎです。近くの「淵の滝」には滝壷があり、子供達は元気に泳いで遊ぶのですが、サマースクールですから勉強も必要です。

そこで稲川研究室と機械電気工学科有志学生3名が「水中ロボット」を持参し、滝壷に投入して水中の様子や魚の観察をし、なんと特別に操縦体験まで実施しました!

「操縦したい人!」の問いかけに子供達は一斉に列ができ、順番に一人ずつ学生に教わりながら操縦桿を持って操縦体験をしました。

途中、和尚さんのサンダルが水中で分からなくなってしまうハプニングがあり、皆で探しても見つからないため、水中ロボットを投入して暫く水中を探したところ、、、なんとサンダルらしき物体を水中に発見! 
ところが、それを見て皆が一斉に飛び込んでしまい、泥が舞い上がって何も見えなくなってしまった。。。というオチだったのですが、

これは、水中ロボットが有事の時の緊急調査に役立つ事を意味しています。当研究室では、普段の研究としてダムのインフラ点検に関する協力を実施しています。平成29年度には、一般社団法人九州地方計画協会よりダムの調査研究に関する公益事業の採択を得て大分県内の北川ダム・芹川ダムの水中環境調査を実施し、自治体に観測データを提供しました。

こうした実績の積み重ねにより、社会インフラ点検技術として貢献したり、「いざ」という時の防災観測に繋げていきたいと考えています。社会課題の解決は工学の使命ですから、私達はこの水中ロボット分野で、教育研究によって貢献します。

オープンキャンパスでは研究室で技術解説を交えて水中ロボットの実機をお見せしますので是非お越し下さい!(滝壷の中のフルハイビジョン映像もお見せします。)

記述 機械電気工学科稲川

用語解説 *DJI CAMP DJI INSTRUCTOR
 回転翼航空機の「技能認定」を授与可能な位置づけの民間資格であり、豊富な飛行経験や特に秀でた操縦技能および専門知識を有する方に与えられる。