Topics2023/12/08

【若林研究室】学生(飯川晋作君)による学会発表(第32回MAGDAコンファレンスin金沢)

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2023年11月28日
しいのき迎賓館で開催された日本AEM学会主催の第32回MAGDAコンファレンスin金沢(MAGDA2023)、二日目の午後、「材料の劣化探傷検出と材料評価」のセッションの1番目に若林研究室の学部3年生、飯川晋作君(熊本県立熊本工業高等学校出身)が発表を行いました。

発表時間は10分、質疑応答時間は4分です。

大舞台での初めての発表でしたので少し緊張した様子でしたが、各スライドを丁寧に話し主張したいこと、今回明らかになったことを言えた発表だったと思います。学部3年生でここまで発表できるのはすごいことです。
結果について更に考察する必要がありますが、まだまだ時間はありますので今後の成長に期待です。
また質疑応答も前向きな質問があり、自分なりの言葉で対応していました。事前に教え込むのも大事ですが、最終的には本人の言葉で説明することが重要です。(間違っていればその場で訂正しますが)


飯川君の発表題目は「極薄電磁鋼帯を模擬した積層構造が異なる鉄心のベクトル磁気特性解析の基礎検討」です。


昨日、受賞した内容と関連する研究で、極薄電磁鋼帯を使用した巻積層鉄心の磁気特性が一般的に板厚方向に積層する鉄心と同等、更に言えば良い結果を示していました。積層構造により鋼板に対して磁束の流れる方向が異なるため、構造については三次元解析、磁気異方性についてはベクトル磁気特性解析により検討を行い、測定結果と同様な結果が解析的手法からも示すことができました。


飯川君は大学入学と同時に若林研究室に所属し、1年生から活動を行い、2年生では九州支部大会で初めて発表を行いました。また今年の9月も九州支部大会で発表を行っているため、今回で3回目となります。また今回は、6ページの論文を書いていますので現在査読審査中です。これが通れば、査読付き論文として掲載されます。学会が終わってもその対応をする必要がありますので年末も忙しくなりそうです。
更に来年は学部4年次も同様な活動を行う予定ですし、将来的には国際学会にも連れていきたいと思っています。


学部生でも目的意識を持って日々活動すれば、ここまで成長することができることを飯川君は示してくれています。
大学院進学を考えていますので、具体的な研究テーマを行いながら、関連する科目に対して勉強も熱心に取り組んでいます。


飯川君には極薄電磁鋼帯関連の研究をマスターしてもらいたいと思いますので、磁性材料評価、磁気特性解析、次はモータの実測評価に携わってもらおうと思います。


飯川晋作君、立派な発表でした。お疲れ様でした。


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★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆