Topics2023/12/07

【若林研究室】大学院生(仲野克利さん)が日本AEM学会奨励賞を受賞しました!!!

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しいのき迎賓館で開催された日本AEM学会主催の第32回MAGDAコンファレンスin金沢(MAGDA2023)での授賞式において、若林研究室に9月まで所属していた仲野克利さんが「日本AEM学会令和5年度奨励賞」に選定され、表彰されました。

論文題目:ベクトル磁気特性制御技術を用いた既存方向性電磁鋼板の低鉄損化
著者:仲野克利(日本文理大学大学院)、若林大輔(日本文理大学)、岡茂八郎(日本文理大学)、榎園正人(日本文理大学、ベクトル磁気特性技術研究所)

昨年度のMAGDA2022(鹿児島)で研究発表し、日本AEM学会誌(Vol.31,No.2,pp.272-278,2023)に掲載されました。

奨励賞とは2022年7月1日~2023年6月30日までに発行された日本AEM学会誌と日本AEM学会が主催した主要な会議に発表された論文で、研究としての完成度に拘らず、新規性や独創性があり、また新しい学術分野の展開や社会的に有意義な装置・機器の開発につながる研究と認められる論文、論文受付日において年齢が満35歳未満の筆頭著者に与えられる賞です。
受賞候補となるには日本AEM学会正会員からの推薦が必要で、だれかが推薦して頂いたことになります。

仲野克利さんは、日本文理大学医療専門学校の現役教員であり、2021年10月に日本文理大学大学院に進学され若林研究室で研究活動を始められました。
社会人であるため、仕事終わりの18時以降に研究室に来て、打合せや研究活動を行っていました。もちろん平日のその時間では到底時間が足りませんので、土日も含めて活動してきました。

その成果をまとめ昨年の鹿児島大会で発表し、昨年末は査読審査に対する論文修正や回答書作りに時間を使っていました。その甲斐あって、査読付き論文として学術誌に掲載され、今年の9月には無事に修士号を取得され大学院を修了されました。

ここでひと段落かと思いきや、本受賞のお知らせが届いたときは、二人とも大変驚きました。

電気エネルギーの使用量削減化(省エネ化)は今や欠かせません。電気機器の一つに変圧器があり、その内部には方向性電磁鋼板を使用した鉄心があります。その鉄心で生じる鉄損を低減する技術について、詳細な磁気測定評価から電気機器鉄心に適用する指標を明らかにしました。また鉄損低減化の要因についても分析した結果を報告しています。その成果が今回の受賞内容となります。

授賞式では日本AEM学会の増澤会長より、賞状とメダルを受け取りました。

この度は、若林研究室の仲野さんの研究成果に対し、奨励賞をご選定頂きありがとうございました。
受賞を機に、更なる研究活動また学生との教育研究指導に弾みをつけていきたい所存です。
また仲野さんには、本受賞によりご自身の分野である医工学の研究が今後益々発展されることを期待しています。

【受賞者の仲野克利さんからの受賞コメント】
この度は奨励賞という大変名誉な賞をいただくことができました。研究に携わっていただいた関係者の方に深く感謝申し上げます。苦労もありましたが、大学院生活2年間の成果が評価され、大変嬉しく思います。今回の受賞を励みに、今後も研究活動に尽力していきたいと思います。

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★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆