2023年11月24日、沖縄県石垣市にある大濱信泉記念館にて開催された電気学会マグネティックス研究会に若林研究室の学部４年生２名が研究成果発表を行いました。
電気学会マグネティックス研究会の午後の部の２番目に、若林研究室の柳田光輝君（宮崎県立延岡高等学校出身）が発表を行いました。
発表時間は20分、質疑応答時間は4分です。
柳田君の発表題目は「励磁・撮影周期同期法による磁気光学センサを用いた方向性電磁鋼板の動的磁区観察」です。
強磁性体は磁区構造を持ち、磁区の挙動が磁気特性として現れます。これまで磁気光学センサを基盤とした磁区観察システムを構築し、直流励磁下で動く磁区を報告してきました。今回は交流励磁下の動的な磁区観察結果を報告しました。変化の早い現象を観察するにはハイスピードカメラが必要ですが、今回提案する手法を用いることで市販のカメラでそれに匹敵する動画を得ることができます。
今年の３月、名古屋大学で開かれた電気学会全国大会で発表した際に、東北大学の石山先生（研究会でいつもお世話になっています）から質問と動的観察手法のアドバイスを頂き、４月から柳田君にその手法について取り組んでもらっていました。
デジタルカメラの動画撮影仕様による問題がありましたが、MATLABを使用したプログラミングにより走査線の入れ替え合成を行うことで課題を解決し、今回無事に研究発表を行うことが出来ました。
次はハイスピードカメラを使用し、本手法の妥当性を検証したいと思います。
少し緊張した様子でしたが、柳田君のペースで発表時間をしっかり守り最後まで伝えたいことを言えた発表だったと思います。
発表の中で動画を多く見せるスライドを準備していましたが、今回ハイブリッド講演ということもありZOOMの共有の問題で滑らかな動画を見せられなかったのが少し悔やまれました。※本人のせいではない
柳田光輝君、立派な発表でした。お疲れ様でした。
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★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆
0120-097-593
