Topics2023/03/14

【若林研究室】パワーアカデミーコンテスト表彰式に向けて-準備編-

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若林研究室所属の3年生と2年生からなる2チームがパワーアカデミー主催の「第5回 電気工学教材企画コンテスト」に応募した結果、その内の1チームが優秀賞を獲得しました。


3年生後期には研究室に所属し研究ゼミナールという活動を行います。
若林研究室では卒業研究に向けた準備活動を基本に、今回は外部コンテストへのチャレンジも行いました。


パワーアカデミー主催「第5回 電気工学教材企画コンテスト」は高等専門学校本科生、高等専門学校専攻科生、大学生、大学院生が自らの視点・着眼点で、電気工学に関連したテーマに沿った中学生向けの教材企画を考え、その企画作成・成果活用検討を通して、「電気工学の魅力」や「電気工学を学ぶ楽しさ」を習得することを目的としています。
今回のテーマは「電圧と電流」です。
期日までに教材資料を作成・提出し、その結果を待っていました。
1月31日に結果が開示され、Aチームが優秀賞を獲得しました。Bチームは残念でしたが、応募を断念せず期日までに準備しやり遂げた態度に拍手を送りたいと思います。


Aチーム【受賞・優秀賞】
田村優汰君、本林佐介君、柳田光輝君、飯川晋作君

Bチーム
中村紀仁君、松井瑠星君、村田晟和君



受賞者は3月15日、令和5年電気学会全国大会会場(東山キャンパス オークマ工作機械工学館 オークマホール)にて表彰式が執り行われ、賞状の贈呈と受賞発表を行う予定です。

発表時間は3分程度、4名全員が参加することから全員で発表を行うことを決め、発表資料の準備と練習を出発直前までの期間に何度も何度も行いました。基本的には、応募時に提出した資料で構わないとの案内を頂いていましたが、発表時間が短く、要点を伝えるためにPPT資料を新規に作成しました。しかし、最初に作った資料は一枚のスライドに複数枚の資料が並んだもので、とても良いと言えるものではありませんでした。研究室メンバーも見守る中、何度も発表練習を行いながら、発表資料のアイディアを一緒に出しながら、学生らで資料を更に良いものへ作ろうとする姿勢が見られました。

今回受賞した際の審査委員のコメントに、「計算例が多く、理解しやすい内容」、「Arduinoやシミュレーションソフトの活用」等の高評価された部分を際立たせるように、教授資料をGIFでアニメーション化し1枚のスライド内で資料が切り替わる工夫をしました。加えて解説動画も流し、空いたスペースに教材の特徴POINTを示すコメントを書き加えることで、1枚のスライドのクオリティを上げて行きました。画像のGIF化は卒論生が得意であるため、この場面でも日ごろの活動が活かされた瞬間でした。


出発前日の最終発表では、文句なしの発表資料、発表態度となっており、外部で発表するに堪えれる内容になっていました。

今回、学生に関わる大分から名古屋までの旅費と宿泊費はパワーアカデミーより援助して頂き、コロナ禍が明けそうな時期に久々に学生との小旅行になりました。


本番編に続く。



※パワーアカデミーとは、産学が共通のビジョンのもとに連携し、電気工学分野の研究、教育を全国的に支援するとともに、本分野の魅力や重要性に対する社会の認識を高めるPR活動を展開し、電気工学分野の一層の発展に寄与することを目的とした団体で、国内の電力会社、電気メーカ、公的機関・団体・大学・高専で構成されています。


★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆