Topics2022/12/03

【若林研究室】学生による学会発表(電気学会マグネティックス研究会)

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令和4年12月2日から3日の期間、国内学会「電気学会マグネティックス研究会」に若林研究室の4年生、田中陽月君と内山智己君が参加し、研究発表を行いました。現地開催とオンライン開催のハイブリッド方式のため、研究室からオンラインで参加しました。


田中陽月君
MAG-22-139「ベクトル磁気特性制御技術を用いた三相変圧器モデル鉄心の低鉄損化手法の検討」

内山智己君
MAG-22-140「磁気光学センサを基盤とした簡易磁区観察システムの構築」


2人とも、9月の電気・情報関係学会九州支部大会でも学会発表を行っており、学会終了以降、上記学会に向けて更に研究を加速してきました。

当日は発表20分、質疑4分の講演時間で行われました。20分の発表に耐えられるように社会的背景・研究の目的・意義・解析結果の分析、測定条件の追加、測定結果の分析を深めて本番に向けて準備を行ってきました。


内山君は教職を目指していることもあり発表が得意(好き)なようで、堂々と発表と質疑を行っていました。
田中君は緊張気味でしたが、発表もよく、前回の学会での質疑で上手く答えられなかったことが心残りだったようで、今回は学生自身の言葉で質問に対して良く回答でき、本人もとても安堵した様子でした。
トップの写真より学会発表の緊張から解放された様子が良く分かると思います。


学部4年生にも関わらず、国立大学の院生らが発表しているなかで堂々と若林研究室を代表して研究発表してくれました。
後日談ですが、若手発表の審査で、1位に内山君、3位に田中君が選ばれました。二人とも大変お疲れさまでした。
このように、日ごろの研究活動の成果をまとめ外部で発表を行い質問にも答える、これらを繰り返すことで、着実に学生らは成長しています。



※マグネティックス研究会とは、マグネティックス技術委員会の諸活動で最も活発なのが、研究会活動です。 先端的でかつ多岐に渡るマグネティックスの諸分野について、年間15~18回の研究会を全国各地で開催しています。 特徴的なのは、調査専門委員会が企画立案および運営を行っていることで、専門分野毎の特性に合わせた運営によって、求心力が高く質の高い発表が行われています。他の技術委員会や、他部門との合同研究会も活発に行われており、最近では、A部門電磁環境技術委員会および電子情報通信学会EMCJ研究会との連催研究会(海外)、D部門リニアドライブ技術委員会・モータドライブ技術委員会との合同研究会、E部門センサ関係の技術委員会との合同研究会、電子情報通信学会磁気記録・情報ストレージ研究会との連催研究会などを実施しています。2019年度(2019年4月~2020年3月)の発表件数は238件でした。これは電気学会A部門全体の研究会発表件数790件の約1/3にあたります。A部門には技術委員会数が10ありますので、マグネティックス研究会がたいへん活発であることをお分かり頂けると思います。 なお238件とは、電気学会A~E部門で開催した38分野の研究会の中で最も多く、マグネティックス研究会では毎年200件以上の発表が行われています。



★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆