Topics2023/01/20

【電気電子基礎実験】第14回「実技(はんだ付け)講習」

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電気電子基礎実験の第14回「実技(はんだ付け)講習」について紹介します。

これまでの内容は、電気電子磁気の知識や現象の理解、装置の使い方、データ測定・まとめ・分析の「実験」を主に行って電気技術者の要素を育むプログラムになっていました。

今回は実習の要素を取り入れ、はんだ付けを行い電子回路を製作する内容です。

株式会社アルトナー様のご協力も頂き、数年前から実施しており、他科目・他学科合同で行います。
コロナ禍のため過去2年間は対面での実施が出来ませんでしたが、最近の感染状況から対面実施の目途が立ち、実現しました。


株式会社アルトナー様の企業紹介や、電気電子分野の近況についてお話頂き
早速、回路製作に入ります。製作する回路はDフリップフロップを使ったLEDの点灯回路で、タクトスイッチを押すごとに点灯と消灯を繰り返す回路です。フリップフロップ自体は3年生で学ぶので、正しく回路が結べるか、ICの取り扱い・配線に注意し、これまで行ってきた要素を十二分に活かせる内容となっています。

はんだ付け自体は電子回路の講義でも少し扱うので、操作やはんだ付けの理解はあります。
短時間にも関わらず、隣同士の協力により集中して全員が回路を正しく動作させることができました。


外部講師による講義のため少し緊張していた様子でしたが、LEDの許容電流以下にするために抵抗値はどうやって計算するのか等の質問に対して、電気電子基礎実験を履修している学生は積極的に反応しており、電気系科目の講義担当者としては嬉しい気持ちと、学生らを頼もしく感じた瞬間でした。



以下、電気電子基礎実験(2022年度版)の講義内容です。

 第1回:ガイダンス
 第2回:計測技術
 第3回:オームの法則による抵抗計測
 第4回:レポート作成及び添削
 第5回:オシロスコープによる波形観測
 第6回:交流回路(RL直列回路)を用いたインダクタの理解
 第7回:交流回路(RC直列回路)を用いたキャパシタの理解
 第8回:ダイオードの静特性測定
 第9回:トランジスタの静特性測定
 第10回:オペアンプを用いた反転増幅回路の動作理解
 第11回:オペアンプを用いた微分回路及び積分回路の動作理解
 第12回:強磁性材料の磁化特性の測定
 第13回:PCを用いた計測技術
★第14回:実技講習
 第15回:発表会


★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆