Topics2018/08/26

大分市美術館明和電機ナンセンスマシーン展     協力出展「手作り3Dプリンタ」

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今回は大分市美術館で絶賛開催中の「明和電機 ナンセンスマシーン展 in 大分」への協力出展に関する話題です。

7月にもこのページで展示設営協力について御紹介させて頂きましたが、大分市美術館様より協力展示のお話を本学産学連携センター経由で頂きました。
展示に至っては今回の協力展示に相応しい内容である事を美術館様および明和電機様に確認して頂き、ようやく展示に至りました。

今回は、稲川研究室で学生達がマイクロコンピュータを学んだ技術を応用した「手作り3Dプリンタ」の実演展示を8/25・26に行いました。参加したのは機械電気工学科の1年有志2名および当研究室から3名です。

「手作り3Dプリンタ」には、なんと先日ご紹介した「手作り電子蛍」と
同じシリーズのマイクロコンピュータが使用されているのです。(最先端の技術は色々な所で繋がっているのですね)
 今回の展示では、明和電機ナンセンスマシーン展の受付前のエリアに展示エリアが設けられたため、連日多くの人で賑わいました。(25日は600名超、26日は約1000人!?)

大学は夏休みの期間中ですが、この期間に工学部の学生として相応しい技術活動としての地域社会貢献が出来た事は本当に素晴らしい事で、参加した学生は技術展示で多くの人に説明する難しさに直面した場面もありましたが、すぐに慣れて、しっかりと自分の説明が出来ていました。

26日には、同会場で高専ロボコンの展示もあったため、なんと大分高専の皆さんからも展示を見て頂く事ができました。驚く事に「手作りで3Dプリンタを作って活用しているのは凄い!大幅な部品製作コスト削減になるのでロボコンでも参考にしたい。」との学生間コメントも頂いた様で、展示学生のK君は「この大学に来て良かった!」と実感した瞬間だったそうです。

当研究室や機械電気工学科では、日ごろの研究活動だけでなく、技術を活かした地域社会貢献活動も大切にしています。特に今回は世界的に活躍されている明和電機展への協力出展ができた事で、設営の手伝いからも技術を学ぶ事が多く、設営→展示→撤収 のサイクルも含めて学生達は授業だけでは学ぶ事ができないさらに多くの技術的な知見を得る事ができます。

今回、私達の展示は過酷な連続稼動をしていると、予期せぬ不具合が出る事もありましたが、ゼロから手作りしている機器ですから自分達で不具合箇所の補修をして展示を全う出来ました。実はこの技術こそが、市販の購入機器が壊れた場合でも補修が出来る「トラブル対応能力・問題解決能力」に繋がるのです。市販の購入機器をそのまま使うだけではこの技術力は絶対に身につかないのです。

また、明和電機さんの展示も毎日定時演奏があるため、今回も予期せぬ不具合があり、修理のお手伝いをさせて頂く事で、社長や社員さんが熱心にが創り込んでいる機器の仕組みを学生と一緒に学ぶ事が出来たのは本当に貴重でした。私達は「本当のものづくり」に信念を持って取り組んでいます。もしかしたらこの点が評価されて?今回の協力出展に繋がったのかも知れませんね。

大分市美術館 明和電機ナンセンスマシーン展へお出かけの際には、当研究室の「手作り電子蛍」(まだ展示中)も是非お楽しみ下さい。
(9/24まで展示しています。)

記述 機械電気工学科稲川

※大学のオープンキャンパスにもおいで下さい。次は9/22です。!
※大学祭(一木祭)にもおいで下さい! 10/13土・14日