Topics2022/09/16

【若林研究室】学生による学会発表(第75回電気・情報関係学会九州支部連合大会)

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令和4年9月16日から17日の期間、オンラインにて国内学会「2022年(第75回)電気・情報関係学会九州支部連合大会」が開催されました。
本学会は、電気や情報関係の複数の学会が主催しており、九州内の大学や企業の研究者が参加する大規模な学会です。


若林研究室では、本学会への参加と学生による発表を一つの目標として掲げており、卒研生は配属された4月から研究活動を進めてきました。
2020年から続く新型コロナウイルス感染症COVID-19によりオンライン学会となりましたが、コロナ禍であっても変わらず研究活動を行い、学生による学会発表を行っています。
今年もそのような状況にあっても若林研究室の大学院1年生1名、学部4年生6名、学部2年生1名、計8名が本学会で発表を行うことができました。
学生による研究発表は今回を含め6年連続となります。


当初は長崎大学で行われる予定でしたがオンライン開催となったため大学研究室内のパソコンから発表に挑みました。
一般講演のセッション「マグネティックス」では、九州大学や九州工業大学、長崎大学など名高る国立大学からの発表が行われる中、本学学生8名が堂々と発表を行い、質疑応答では学生自らが積極的に対応し、質問に応えました。
一人の講演時間は12分で、発表時間8分、質疑応答時間4分となっています。
ZOOMによるオンライン発表であるため、画面共有やイヤホンマイクの確認は事前及び発表直前にも行い発表当日は若干の問題はあったものの大きなトラブルはなく無事に発表を終えました。


発表後はいっきに疲れが出てやり終えた表情が記念写真の表情からもわかります。
発表後は他大学の学生の発表も聴講し、今後の研究活動や卒業後の事も含め、良い刺激となったようです。
ただ休憩時間や昼食時に他大学の先生とお話ができないのがオンライン開催の欠点だと思います。


学会発表を行うためには毎日の研究の積み重ねと指導教員との密な連携が重要です。
今回学会で発表するにあたり、学生らはきついこともあったと思いますが研究発表を終えて、行ってよかったと心から思えるようになっていましたし、大きく成長できたと思います。


今回で6年連続の学生による研究発表を実現しました。また過去最大8名の発表をさせることもでき、更には学部2年生の発表までもやり遂げました。学会本番が近づくにつれ、教員・学生も緊張感をもって計画的に研究・発表練習を行ってきました。誰一人脱落させることなく、また学生自身も最後まで再実験したり、厳しい指摘に対して何度も発表スライドを手直ししたりと、それが当たり前な空気が出来ていました。最初は研究室に来ることだけでも褒められる所から始まり、徐々に徐々にやること、やれることを増やしていき、そこから半年で大きく成長でき今回に繋がっています。

また当日は、研究室所属の3年生もオンラインで聴講していました。この点はオンラインのメリットですね。来年は現在の3年生が行う予定で、彼らもそのつもりで身構えています。残念なのが、本学の4年生は大学院に進学せず多くが卒業してしまいます。4年生が経験した今回のような出来事を来年一緒になって現3年生に事に当たれないということです。また4年生も今回の発表を機に更に研究を数年続ければ大きな成果に繋がると思います。この点が課題であると認識しています。



本学着任後も引き続いて学会活動、研究活動を行ってきたことが今回の学生による学会発表に繋がっています。若林研究室では、このような場も教育研究に欠かせないものと信じ、今後も活動を行っていきます。


若林研究室の活動にご理解とご支援を頂いております、関係者のみなさまにこの場をお借りしまして、ご報告と感謝を申し上げます。


~各学生発表編~に続きます。


★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆