Topics2020/10/06

【若林研究室】学部生:佐藤君による学会発表(第72回電気・情報関係学会九州支部連合大会)

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令和2年9月26日から27日の期間、国内学会「2020年(第73回)電気・情報関係学会九州支部連合大会」がオンライン形式で開催されました。
本学会は、電気や情報関係の複数の学会が主催しており、九州内の大学や企業の研究者が参加する大規模な学会です。


若林研究室から学部4年生4名と大学院2年生1名が本学会で発表を行うことができました。
今回は、学部生4年生の佐藤洋輔君(本学工学部機械電気工学科、大分県立鶴崎工業高校出身)の研究について紹介します。


今回、発表した内容は・・・。
■■発表タイトル■■
「電磁鋼板の高周波磁気特性測定システムの構築に向けた基礎的検討」

■■著者(所属)■■
1st「佐藤 洋輔」(本学工学部機械電気工学科)
「若林 大輔」(本学工学部機械電気工学科准教授)
「岡 茂八郎」(本学工学部機械電気工学科特任教授)
「榎園 正人」(本学工学部機械電気工学科特任教授)

■■研究テーマ概要■■
これからの電気自動車の普及に伴い駆動用モータの重要性が益々高まっていくことが予想されます。自動車の場合、低速から高速まで運転が求められ、高速時では磁場の周波数が高くなり損失が大きくなります。高周波励磁やPWM励磁などにおいてモータ鉄心の正確な磁気特性の把握が求められています。本研究室で構築している測定システムは横河電機製計測ステーションを基盤としています。この計測ステーションはPCベースで測定と信号発信が同時に制御可能で、高速サンプリングに対応しています。しかし既にメーカ側で販売中止と修理不可な状態にあります。そこで、新たに日置電機製メモリハイコーダを導入しました。先のシステムの20倍の高速サンプリングに対応しMATLABによる制御が可能な点は同じです。本研究では、日置電機製メモリハイコーダを基盤とした制御プログラムをMATLABで作成し測定システムを一新しました。既存システムの比較から問題とその解決に至るまでの検証結果について報告しました。今後は、一新した測定システムを用いて極薄電磁鋼板製コアの高周波磁気特性評価を行っていきます。



★★機械電気工学科 准教授 若林大輔☆☆