現在，川崎研究室では4年生6名，3年生3名，2年生1名で研究活動を行っています。

　4年生は卒業研究生として4月に配属された後，就職活動をしながら研究を行っています。この一カ月間は主に分析機器の操作方法などを学んできました。そろそろ慣れてきたので，実際にデータを取得しようとしているところです。9月と12月に開催される学会で学生らは研究発表を予定しているので，それに向けて計画的に実験を進めていきます。内容を簡単に言えば，プラズマが含んでいる化学種を可視化検出し，医療や農業に応用しようとするものです。誰も見たことのない，説明できない物理・化学現象をアイデアによる実験で明らかにしようとしています。将来，我々が抱える健康，食料問題をプラズマで解決することを目的にしています。


　2，3年生は授業のない時間帯に課外活動として実験をしています。植物の種子にプラズマを当てて，生長への影響を調べています。プラズマの当て方には無数の条件があるので，どの条件が植物のどの部分の生長に影響を与えるのかを解明しようとしております。答えのない未知な課題を解決しようとしています。


　これらの研究内容については，オープンキャンパス（5/28，6/25，7/24，8/6，8/21，9/24開催）でより詳しく紹介することができます。本研究室では実際にプラズマを直接手で触ることもできます。他にも数万キロボルトの高電圧現象も見ることができます。


　本学科ではその他に通常見ることができない実験機器やロボットも展示しております。機械電気に関わる幅広い分野を専門とする教員で構成されていますので，いろいろな興味深いお話を聞けると思います。ぜひご参加ください。