Topics2018/07/13

「最新ものづくり技術」と             機械電気計測・メカトロニクス

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機械電気工学科2年生向け講義の中に「機械電気計測」と「メカトロニクス」があります。

機械電気計測では、約60名の受講生が機械や電気を含む様々な分野で使用されている計測に関わることや計測機器、計測と観察に至るまで幅広く学んでいます。

メカトロニクスでは、約70名の受講生がメカニクスとエレクトロニクス、さらにこれらの切り離せない分野およびシステムに至るまで広く学んでいます。

今回は、当学科非常勤講師 宮本和哉先生のご紹介で、「最新ものづくり技術」というテーマにより次の3名の方がゲストスピーカとして来訪され、上記二つの授業を関連付けた貴重なお話を頂く事が出来ました。

 ●オートデスク株式会社 塩澤豊様
「~The Future of Making Things~ものづくりの未来と最新の事例紹介」
 ●ローランド ディー.ジー.株式会社 竹内一様
  DeskTopFab「基板製作ソリューション」
 ●株式会社システムクリエイト 岡村祐二様
  「3D スキャナーまるわかりセミナー」

オートデスク様の話題では、例えば自動車のTVCMに出てくる自動車本体や背景の殆どがCGで創られている驚きの事実を知り、ローランド ディー.ジー様の話題では、身近なところにある最新の加工技術に関する事、システムクリエイト様の話題では、産業で使われている3Dスキャナの実演を見せて頂く事が出来ました。

機械電気工学科では、平成29年度より汎用性が高く広く普及しつつあるAutoDesk社の3D-CAD Fusion 360™を授業で取り入れ、専用教室を整備してきました。平成30年度には3D-CAD/CAMが本格的に実施できる教室を整備し、ローランド ディー.ジー社のNC工作機械を新規導入して授業で活用開始しました。これらの一連の環境構築と関連付けをする為、今回の技術セミナーを授業の一環で実施しました。

受講した学生の中には、関連授業である機械加工実習(2年後期)や、3D-CAD/CAM(3年前期)を履修している学生も居て、「以前受講した講義との関連が出て良かった」「こんなに高度な事が学べて良かった」などの喜びの声が出ており、環境整備の効果が出ています。

3D設計だけではなく3D-CAD/CAM、つまり加工まで連動させる過程を学ぶ事を最重要視しているからこそ、修業効果が高い環境を創って当学科の学生の皆さんには提供していますので大いに活用して欲しいですね。
さらにこうして学んだ3D-CADデータから、研究室では3Dプリンタを使って出力し、研究に必要な部品の製作まで実施しています。沢山の知見を持って就職に繋がる事を期待しています。

ゲストスピーチを頂いた皆様有難う御座いました。

記述 機械電気工学科稲川