Topics2017/12/25

【祝】国家資格「第3種電気主任技術者」合格!!

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国家資格「第3種電気主任技術者(電検三種)」の試験に、本学工学部機械電気工学科電気電子コース4年生の西薗拓也君(大分南高校出身)が合格しました。

平成29年度第三種電気主任技術者試験が9月3日に行われ、受験者は45,720人、4科目合格者は3,698人で、合格率8.1%でした。
(一般財団法人電気技術者試験センター プレスリリース 2017.10.20)

電気設備を設けている事業主は、工事・保守や運用などの保安の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で義務付けられています。
第三種電気主任技術者は電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く)を取り扱う場合に必要で、試験では理論科目、電力科目、機械科目、法規科目の4科目全てで基準点を越えなければ合格できない難関の国家資格です。

【西薗君のコメント】
 私は普通科高校の出身で大学入学当時、電気の知識はほとんどありませんでした。私が第三種電気主任技術者の資格を知ったのは父親に勧められたことがきっかけでした。
 初めて受験した際は勧められただけで十分な勉強もせずに臨んでしまい、結果は不合格に終わってしまいました。そして2回目の試験に不合格になったとき、同じ失敗を繰り返した自身を反省し、そこから電気の基礎を学び直し、毎日学習することを心がけるようにしました。
 そして3回目の試験では3科目に合格し、残りの1科目もあと1問正解していれば合格という悔しい結果になりましたが、非常に手ごたえを感じるようになりました。
 4年生になり、4回目の試験に向け残りの1科目の学習を続けました。この頃は研究室の学会発表の準備と重なり、とてもきつい時期でしたが、なんとか乗り越えることができ、最後の1科目も満点で、晴れて電験三種に合格することができました。
 第三種電気主任技術者の資格を得ることで、自身の今後の選択肢が広がったと感じています。また、新たな資格を目指す上でもこれらの経験は役に立つと感じました。
 これからも日々努力することを続けていきたいです。


【若林助教からのコメント】
西薗君は、2年時から若林研究室に進んで所属し、研究室では空いた時間を使って資格の勉強を一生懸命頑張っていました。
その努力が学業成績にも良い影響を与え、今回の国家資格取得となりました。
既に電検三種の保有が必須な電力系企業に内定を頂いており、本人も一安心だと思います。
今後も引き続きより高度な資格取得を目指してほしいと思うと共に、後輩も先輩の活躍に刺激を得て挑戦してもらいたいと思います。



★機械電気工学科 助教 若林大輔☆